バーン・アフター・リーディング

《あらすじ》
CIA局員のオズボーン(ジョン・マルコヴィッチ)は、お酒問題を理由にCIAを辞めさせられ、その腹いせにCIAの情報も入っている自伝を自宅のパソコンで書く。
あるスポーツジムの女子更衣室では、1枚CD-ROMの落とし物が見つかる。スポーツジムの従業員のチャド(ブラッド・ピット)は中身がCIAの機密情報とわかり、それを利用して、大金を得ようと考える。
同僚のリンダ(フランシス・マワドーマンド)は、全身を整形手術する予定なのだが、保険会社からお金が下りず、チャドの計画に最初は難色を示していたが、参加する。
オズボーンの妻のケイティ(ティルダ・スウィントン)は、夫との離婚を弁護士に相談し、有利に進める為、夫のパソコンに入っている情報をCD-ROMにコピーする。
チャドは、大金を得る為、オズボーンと交渉するが、ケイティの不倫相手のハリー(ジョージ・クルーニー)も出てきて事件に巻き込まれてしまう。

《レビュー》

★☆☆☆☆

この映画を見終わってまず思ったことは、キャストを殺しているということ。殺していると言ったら言い過ぎかもしれないが、なぜこんな豪華キャストにしたのか、疑問に思った。コメディの脚本ならあんな大物俳優を使うより、コメディが得意の俳優を起用したほうが良かった気がする。
映画はまず、オズボーンが上司の部屋に呼ばれて辞めさせられることを伝えられるのだがそのシーンが長くて少し退屈してしまう。(予告編を見て分かったが、オズボーンはアルコール中毒らしい)
あと、映画を字幕版で見る人は良いが、吹き替え版で見る人で、ブラッド・ピットが好きな人は我慢して字幕版で見ることを強くおすすめする。
一応PG12だが、下ネタが苦手な方は少し見苦しい部分があるのでそのことを了承した上で見てほしい。
ここまで、厳しい評価ばかりだが、良いところもある。
最初にキャストを殺していると述べたが、日本でもよく知られている大物ばかりなので演技に違和感なく見れる。また、ジョン・マルコビッチの破天荒さとジョージ・クルーニーのだらしなさは圧巻だ。
何も考えず見る娯楽映画としてはいいかもしれない。

○これより下、ネタバレ有

 

 

 

 

 

 

一番衝撃を受けたことは、チャドがあっさり死んでしまうこと。
CIAの情報を盗もうとオズボーンの家に忍び込み、ハリーが帰ってきたときは、帰ってきた人が入る部屋のクローゼットに隠れるとはなんてベタだと思ったが、なかなか抜け出せない時間はハラハラドキドキした。
その一瞬はスパイ映画と勘違いしてしまうほど緊張感がある。
しかし、ハリーがクローゼットを開けるとチャドは自ら顔を出し、頭を打たれ死んでしまう。
ここからエンディングまで猛スピードで話が進んでいく。
チャドが行方不明になり、リンダが情緒不安定になる。
CIAの情報を持って行ったロシア大使館にも用無しと言われ、追い払われる。
リンダのことが好きなジムの店長がCIAの情報を盗みに行ったら荷物を取りに来たオズボーンに見つかり、肩を銃で打たれ、最終的には玄関先で棒のようなもので殴られ死ぬ。
リンダは出会い系サイトでハリーと知り合い男女の仲になるがリンダが探している人が自分が殺してしまった男と知り、騙されていると勘違いし、逃げる。
オズボーンは、止めに入った捜査員に銃で打たれ意識不明の重体。
このようにドドーと話が進み、あっと言う間に終わる。
正直、最後の終わり方はよくわからない。作品時間は96分だが、もう少し、最後を描いた方が良い気がする。
これは売り出し方の問題だが、全米No.1という宣伝は事実であってもこの作品に関しては書かないでおいてほしかった。
全体的にコメディものなのかスパイものなのかよくジャンルがわからなかった。
前半部分にも書いたが、頭を使わなくても見れる映画なので、頭がパンパンで気分転換に見るにはいいかもしれない。

END

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